18 May, 2011

物、植物、動物、人間

急に思い出した。


昔、まだ旦那さんにあってまもないころ
自分のつくった、建築の模型をみせたことがある。

建築の模型とはおもえないような、彫刻みたいなものだったけれど。



そこのころの私は、頭もかなりがちがちで好きな建築家といえば
ミースファンデルローエとか、ダニエルリベスキンドとか、
人間がそこにいない空間が好きだった。

私のまっしろな模型をみせたときに、ひとこと彼がいった言葉が



「このまっしろな壁に色をつけてみようとはおもわないの?」




それを聞いた、私はかなり怒ったらしい。笑

あまりの怒りで、だんなさんを家から追い出すぐらいおこったらしい。笑



なんとなく、おぼえているけれど、

つまりは、当時の私は、完璧な世界を信じて、

それを崩すのが嫌だったのかもしれないとおもう。

その恐れは、人が想像できないぐらいだったとおもう。


自分の色を付けていくことが、怖かった。

色をつけるなんて、あり得ないとおもった。




あれから、線だけ書いていた絵も、色が付けられるようになり

物ばかりかいていたのが、植物を描くようになり、

動物を描くようになり、人が描けるようになった。




そこに、心が込められるようになった。


生きているすべてのものがが愛おしいとおもえるようになった。


















ブログランキング参加しています!
 応援ポチしていただけると、うれしいです〜♡

No comments:

Post a Comment