30 December, 2010

今年もあともう少し

クリスマスが終わったと思ったら、あっという間に2010年も残りわずか。

皆さんにとっての2010年はいかがでしたか?


私は、

自分だと思い込んでいたもの。

そう思いたかったもの。

それらをすべてひっくるめて、受け入れて

自分が自ら縛っていた思いを

手放せたような気がします。


小さい子が、風船を空に放つように。








Just let them go, then you feel free.

29 December, 2010

恋しい、山と水

メリークリスマス。

皆さん、クリスマスはいかがお過ごしでしたでしょうか。



この4日の間、私が思いを寄せていたのは山がある風景。

ホリデーの最初の日は、山がありそうな場所を探して出かけようと

ひっきりなしになっていました。


ここ、WA(ウエストオーストラリア)は平野がつづく地形で

ほとんどといって山らしき山はなく、山らしきものがあるところは

5時間ほど南に南下していったところまでいかなくてはならず、

結局、どこにも行かずに家にいたのでした。


それでも、ゆっくりと有意義な時間は過ごしていましたが、

この、山が見たいという思いだけはなくならず、日に日に強くなっていったのでした。

なので、Google Earthで日本の山のある風景をみては、ジーンと心を和ませ、

そこに川や湖があったりすると、さらに胸を時めかせ、

ノスタルジーにも似た気持ちに浸っていました。



いつか、山が見えるところに住みたいな。






27 December, 2010

マンジュラの木々

今日のお話は、マンジュラの木々からです。

最近本格的な夏に、突入してものすごい猛暑。

雨も全く問いって降らないので、道路脇の森などは

砂漠のようなやけた大地に、ぽつんぽつんとユーカリの木がたっています。

土は、赤く、

木の葉っぱも今にもやけてしまいそう。







車で運転しているとき、ふと道路脇のそんな乾燥している大地に立っている木々から

「私たちは、つながっているんだよ。すべて一つなんだよ。」

と話しかけてきました。もっと、深いこと話してくれたような気がするのだけれど

なかなか、言葉で表現できず、とりあえずスケッチで書き留めておきます。


26 December, 2010

ポトス

ポトスとの物語です。

(ポトスだと思うのだけれど、誰か名前を知っている人がいたら教えてください〜。)





































「あの・・・家の息子がいつもいたずらばかりしてすみません。

お風呂につけたり、ひっくり返したり。。気苦労も多いと思いますが、なにか一言いただけたら。」


(・・・・・)



何も返事がかえってこないので、やっぱりひどいことばかりしているので返事は返ってこないのかな・・・

せっかくだから、スケッチだけでもしてみよう。線でスケッチしてみる。

スケッチが終わってから、あまりいまいちだなぁと思いながら眺めていると、ポトスさんは話しかけてきた。



(私をさわってごらん。)

葉っぱを触ってみると、紙のような質感で薄い。とってもかるい。

(さわってみると、また違った感じでしょ。見ただけだとわからなかったりするね。

線画もいいけれど、そろそろ色を使ってみたらどうかしら。)






































なるほど〜。




(*物語は、私が植物をみて得たインスピレーションをもとにした、フィクションです。)

25 December, 2010

さぼてん

今日は、サボテンとのお話です。

サボテンは静かに語りかけてきました。

(いつもみてますよ。静かなところが好きなのですね。

でも、いつも穏やかでいられるわけでもないですよね。

そういうときは、中をみてください。

今あなたが私をみているように。)








23 December, 2010

マンジュラの空は、不思議?

今日、息子と本を読んでいると、リビングの方から旦那の呼ぶ声が。

「お〜い、NAOKOちゃーん。ちょっと来て来て〜!」

「なに、なに?」

「ちょっと、あれみてよあれ!」


と指をさした方向をみてみると、雲がさけて光がさしていたのだけれど

よくみると、その隙間からのぞくように見える目があるではないですか。


「すごいでしょ〜!」


そのとなりにも、小さな顔がのぞいているようにみえて。


「おぉ〜、もう一人いるよ。あ!猫もいるね!」


たしかに、本当に縞模様の猫が隙間にいて、あれはきっとエジプトに置いてきてしまった


愛しい猫、アインシュタインだよ。。なんて。


二人で、しんみり。


3分も経たずに、すべての形は消えてしまったけれど確かに隙間からいろんなものがみえた

不思議な夕方でした。





































この雲の一番したの隙間からのお話でした。


マンジュラの空の不思議なお話はまだまだ、あるのです。

続きはまた今度。

アガパンサス

なかなか、スクリーンプリントのスケッチを描いてはいるものの、
しっくりこなく、描こうと思って描くとますますかけず。
悶々としていた今日この頃。

急に用が出来て車でポストオフィスにでかけ、切手付きの封筒を買い
また車で家に帰るそのときに、ふとメッセージがおりてきた。

「草花と対話してごらん。」

そうか、そうか!
そうだよね、よし開いてみよう。
心を。

そこで思いついたのが、今までやってきた写真日記に加え
草花とお話をしたときに、対話を一緒に記録していこう。

出来ればスケッチも。







さあ、始めてのお花はアガパンサスです。
お庭にいらっしゃいました。





































白いアガパンサスも。






































































「あの、今日が最初のインタビューで、もしよろしかったら、
一番始めととして貴方達に一言いただきたいのですが。」

(・・・・・・) 小さなつぶやきごえ。


よく耳をすませてみると、こんなことを言っていた。


(私(私たち)一度にたくさんの花を咲かせるんです。一つ一つが違う方向を向いていて、
一つのことをいろいろな視点でみているのよ。)


「あぁ、素敵ですね。いろいろな視点でものをみていく柔軟性。」


(そう、そうやってまあるくなっていくのよ。)


「まあるくですか。」


(そう、いろんな方向があつまればまあるくなるのよ。)


「なるほど。。深いですね。今日は息子が呼んでいるのでこれぐらいにしておきます。
ありがとうございました!」


こんな、メッセージをもらいました。(もらったような気がしました。)


そして、今日のスケッチは。






















































この、咲き始めのベールがとってもセクシーでした。

始めてのインタニューに答えていただいて、ありがとうございました。

18 December, 2010

魚さんこんにちわ

今年の夏に入って、始めて本格的なシュノーケリングをしてきました。
今日の海は、シュノーケリング日和だった!
波も風もなく、天気がよかったので水が本当に透明で
遠くまでよくみえました。

久しぶりの海の中。
やっぱり素晴らしくきれい。
私たちのいる地上もとても美しいけれど
それとは別の、無重力の音のない世界。
上にのびるのではなく、下に続く空間。

海の魚達は、私たちの知らない世界を知っているのね。

潜ってみると、早速いろんな魚が挨拶しにきてくれて
下の方から見上げている魚
好奇心満々で、よってきて一緒に泳いでくる魚。
群れで泳いで取り囲んでくれたり、
びっくりして逃げていくものもあり、
本当個性それぞれ。

基本的に、大きく黒い体で(ウエットスーツを着ているので)髪の毛も長く
わかめみたいに見えるであろう普段見ないものが水の表面をうろうろしているので
それは、きっと魚達にも話題になるだろう。


不思議と同じ場所には同じ魚がいて、
きっと海藻や珊瑚をアパートにしていて
私はここ。
僕はここ。
みたいにしてすんでいるのかしら。


そんなことをかんがえながら
この地球上の果てしなく続く海のほんの先端の先端を
のぞいて、いろいろなことを想像していました。




この写真は今日とったものじゃないけれど、海は満ちていたので
多分この辺をもぐっていたんだとおもう。







































そして、地球上の夕日はこんなに美しいのでした。





































ありがとう〜。

17 December, 2010

若い木、年の木

最近、日記ばかりになっていたので
スケッチをアップします。

私のスケッチは、いきなりインクかマジックで
下書きなしで描きます。下書きをしてしまうと、
かえって何を書いていいのかわからなくなってしまうから不思議。
思うままに、なるべく頭を空っぽにして描きます。

これがまた、人に見せようと思って描くとかけなくなってしまうのです。
ただ、ひたすら自分との対話で描いていきます。

ここの線を右にとか左にとか
考えないで、ペンが踊るようにかけるとベストで
そういったときはとっても楽しい。

































こんな感じです。(一部切りかき)
スクリーンプリントでやろうと思っているので、一色だけにしようか
多色刷りにしようか、まだまだ考え中。

13 December, 2010

むかしむかしのご先祖さま

車で30分ぐらい南の方へ下がっていった、Yalgorup National Parkにいってきました。
ゆっくりとした朝の日曜日。
いつもはPinjarraやDwellingupなど、山のほうに行くことが多いので
今回は、海沿いに南下していることに。

行きがてらに、ものすごい久しぶりに外食をしました。

ものすごい久しぶりなので、マンジュラの現実を忘れてしまっていました。。。
そう、それは。。
とてもおいしいとは言えない料理。
ものすごい少ない量。
高い料金。

その日のレストランも例外ではなかった。。
そして、そこも私たちの地図から消えていったのでした。


これで当分レストランは行かないだろう。
さあ、どれぐらいこの教訓を覚えていられるか乞うご期待☆


食べた後は、あまりにも少ない量に、おなかはますます空いて、
マクドナルドに入りそうになるぐらい。
でも。。ここは我慢!






さて、始めて行ったYalgorup National Park。
素晴らしかった。こんなところでした。




































このぼこぼこしている岩。
実は最古の生物といわれる、スロンボライト(Thrombolites)といわれる微生物が織りなした
岩で、いまだに生きているとっても貴重な生命体。
生きた岩とも呼ばれているらしい。

光合成をして、酸素を放出し、水中にあるカルシウムを石化しておおきくなるらしい。
一年に一ミリ程度しか大きくならず、本当に彼らからしてみれば私なんて本当ちっぽけ。
80年生きたとしても、8センチだもんなぁ。

ちなみにスロンボライトは350ー850億年まえからいたと考えられていて
彼らがいなかったら、今の地球は酸素にあふれた生命のすめる地球にはなってはいなかっただろう
と推測する科学者もいるんですって。

こういう自然科学とかものすごく好きなので、このスロンボライトの正体を知って
かなりエキサイティングしてました。




































デッキの先端に、オーストラリアンネイティブフラワーがいけてありました。
素敵。誰がいけたのかしら、とっても感謝の気持ちが伝わってきました。








































自然って、本当にすごい。
知れば知るほど、奇跡を身近に感じます。


ありがとう〜。

07 December, 2010

お花とお話

かわいいね。
オーストラリアのネイティブのお花です。

Screen Print

スクリーンプリントをやってみたいとおもったのは、いつ頃からだろう。

学生時代にちょこっと授業でやったのが、とっても印象に残っていて
そのときに先生と会話したこともかなり鮮明に覚えているから不思議。
イギリス人の先生だったのだけれど、


「北野武の映画はどうして台詞がすくないのか?」

「日本人はどうして、口数がすくないのか?」


ときかれて、なにも答えられなかったのを覚えている。

グレーの色みたいな、白でもなく黒でもなくという境界が日本の文化にはあるようなきがする。
言葉にすると、答えはでてしまうけれど、言葉を発しないことでより深い真実を自分の中で探すみたいな。

まあ、そんなことは当然当時の若かった私には言えるはずもなく、
なんでだろうというと漠然と思いながら作業を進めていた。




それからも、なんどもその会話とスクリーンプリントがセットになって
なんどか私の中にやってくるのだけれど、まさか、自分が絵を描くとも思わず、
また描きだしてからも難しいだろうという先入観で遠ざかっていたのだけれど。
最近になって、やっぱりやろう!やらなくてはいけないという思いに到達した。


うん、やっぱりこれだ!みたいなマインドクラリティーのなか、
いろいろリサーチをしみると、スクリーンプリントの中にもいろいろ種類があって
機材を買いそろえなくてもできることがわかった。
これなら、私でもできそう。


木版画も考えてみたけれど、布にもプリントをしたかったのと
繊細な線のイメージがあって、木版だと線をキープするのが難しいし
何回かやってみたいのだけれど、なかなか綺麗なラインがでなかった。
もっと、やり込めばそこまで到達するのかもしれないけれど、
いつか木版でもできるときがくるかもしれないけれど今は、
スクリーンの刷る感じがしっくりくる。


ということで、スクリーンプリント独学で勉強中。


ずっとやりたいと思っていた気持ちを後押ししてくれたのは、
実はsenhouseのCHIHARUちゃんです。
彼女の作るバッグがとってもかわいく、作ってもらおうと会ったときにお願いしたら
布をぱっと渡され、自分で描いてみる?といってきっかけをいただきました。

感謝感謝です。
どうもありがとう〜。

Bazaar at Fremantle Arts Centre

土曜日に、Bazaar at Fremantle Arts Centreにいってきました。友達のTOMOEさんがおいしいサラダをメインにしたお店をそこで出すので、応援と他のアーティスト達の下見もかねていってきました。


もう、とーっても勉強になりました。

どのお店もディスプレイにこっていて、とっても上手。 
どれもこれも、みんな楽しんでつくっていてみている側もとっても楽しくなりました。 


アートセンターでやっていたのもあって、建物の中にある展示作品とかも見れて、
私的には大、大満足! 展示作品にはかなり創作意欲を刺激されました。


TOMOEさんのお店は大反響で、大忙し。

いなり寿司をいただきましたが、おいしかった!いつも愛情がこもっていてすばらしい。

物をつくるのもそうだけれど、やっぱり気持ちって大事よね。

そうおもえた、一日でした。

どうもありがとう〜!

26 November, 2010

最近は、息子と一緒に海にでかけている。
彼はものすごく水が嫌いなので、浜辺にいることすら嫌がっていたけれど
最近はなれてきて、海の水につかるのが好きになってた。

水につかって、足もとをみると2本の足が岩場からにょろにょろと。
たこのあしが岩場からのぞいていたのです。
思わず、つかんでみようとおもったけれど、さすがにそこまでワイルドにはなりきれず、
息子を呼んだ私の声に驚いて、にゅるっと岩場に隠れてしまい。



それにしても、綺麗な海。




































































ここ数日間、海に来ただけで本当ずいぶんと心が落ち着いてきて
どこに自分がいればいいかまた教えてもらったよう。

自然の美しさが、ストレートに自分のなかに流れ込んでくるときがあって
そのときに、ものすごい幸せな気持ちになる。
でも、ものすごく静かな世界。
時間が止まっているような、境界がないような。

そんな世界を表現していきたいなぁと
あらためておもう、今日この頃。

色はすでに頭の中にあるので、それをどうやって表現していくのか。
自分の時間をつかって、ちょくちょくと表現していけたらとおもいます。

15 November, 2010

Business Card Design

マンジュラは温かくなってきて、昼間は暑いぐらい。
夏の気配をひしひし感じます。
海の近くに住んでいるので、今年は是非マリンスポーツに挑戦したい!
ボディーボードとか。
昨年の夏は、シュノーケリングデビューして海の世界の中を満喫しました。
海の中って本当に別世界で、海が静かで天気のいい日にシュノーケリングをしたりすると
まるでそこは竜宮城。
家族連れの魚が泳いでいたり(本当に家族で泳いでいる!←ように私は見えた。)
小さな魚は一緒にずっといてくれたり、まあなんとすばらしいと感動したものでした。

夢はドルフィンと一緒に泳いでみること。





タスマニアからの友達、FremantleのFumikoさんが日本を基調にしたガーデニングをはじめるということで
名刺のデザインをさせていただきました。彼女からは最初の段階でリクエストがあって、紅葉、灯籠、日の丸を入れてほしいと要望があったので、それらをふまえて、デザインを。










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11 November, 2010

Art Dairy

これらの絵は、息子あみんが産まれてちょうどいっさいになろうとしていた頃に描き始めた、絵日記です。
自分の中からわき上がる物をそのまま素直にノートに描き留めています。
万年筆とインクで使ってスケッチして、ときどき色をつけたり、線画だけだったり。
万年筆をインクの中にいれて描くというアナログの作業がまたすごく新鮮で、ときどきインクが流れてしまったり、それでまた絵が変わっていったりとコンセプトもなにもなくただひたすら湧き出てきたものを描いています。






1. To The Light


















2. The Moon and Flowers

























3. Flowing With Angles

























4. Elephant and Mountains



















5. Leaves

























6. Everybody Is Under The Sun



7. Connection     
                                                                                    


8. Love



















9. Drops

























10. Look Inside



11. Flower Sketch



 
12. Tanpopo




13. Under The Sea



 
14. Ueno No Hasu



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09 November, 2010

Lilipop

このまえのUlala Cafeで出会ったFumikoさんから
Welcome デザインとタグにつけるイラストのお仕事をやらせていただきました。
Fumikoさんは、子供服、カードなどすてきな物を作っていらっしゃって
写真を送っていただいて、イメージに合うように・・

ちょっとポップで
ちょっとかわいく。


こんな感じで。
Welcomeデザインを。























タグのデザイン。












女の子バージョン
















こめて作りました。
タグをつけたFumikoさんの品がどんな風になるのか、楽しみです!






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07 November, 2010

TUKEMONOYA

おいしい、お漬け物をつくっているTOMOEさんのパッケージデザインを
やらせていただきました。
その名も、TUKEMONOYA。
彼女がつくる漬け物は、う〜、おいしい。
たくさんの愛がこもってます。定期的にKARAMANDAマーケットに出店しているので
食べたい方は、是非お尋ねくださいね。






























福神漬ーFUKUJINZUKE































きゅうりのきゅーちゃんーQ chan






























千枚漬ーSenmai Zuke


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